温かい日と寒い日が交互に訪れ、近所の梅が例年より早く咲いています。
少し早いかなと思いながら、三重県津市にある結城神社を目指します。
結城神社は後醍醐天皇を奉じて「建武新政」の樹立に貢献した結城宗広公が祀ってあるそうです。この神社は華麗な「しだれ梅」の名所でも知られており、この季節になると全国からたくさんの観梅客が訪れる梅ポイントでもあります。
境内の梅園には紅・白・一重咲、八重咲取りまぜ、何種類もの「しだれ梅」が約300本植えられています。
境内に入ると、もう甘い花の香りが漂ってきます。入園料を払い入口に入ると、遅いどころかここしばらくの暖かさで、もう七〜八分咲きの紅白の「しだれ梅」が一斉に目に飛び込んできます。やはり今年は開花が早いみたいです。
順路を巡ると様々な品種のしだれ梅が咲き誇っています。あまりしだれ梅にお目にかからなかったので、こんなにも多品種なのには驚きです。普通の梅園には何回も訪れているのですが、しだれ梅のみの梅園は初めてで、紅、赤、桃、白などの色もですが、桜を思わせるような八重の品種などなど、梅の花の形と色を楽しむことができました。
園内には樹齢300年の『錦紅梅」があり、目立たなくてしだれ梅ではないのですが、しっかりとピンクの花をつけています。
境内の外れに『茶筅梅=ちゃせんばい」という珍しい梅に出会いました。花が終わっているんだな、と根元を見ると花名札にこの名前が、そう言えばどこかで名前を聞いたことがある・・・。華やかさは残念ながら無く、知らない人は通り過ぎていきます。思わずシャッターを。季節を感じることができるのはいいなあ〜、ともう一度梅の香りをしっかり吸い込み帰路につきました。
(2009.2.22)
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