2006年秋に訪れた、カタシモワインフードさんを再訪しました。
酷暑の夏もようやく過ぎ、各地で秋の収穫シーズンを迎えています。
その状況は悲喜こもごものようですが、実りの季節はやはり楽しみなものです。
ワイナリーは、各種ワインの仕込みや葡萄ジュースの出荷作業などで活気に溢れています。今回は、工場内の仕込みの様子ではなく、畑の見学と数種のワインの試飲をさせて頂きました。
この日、イベントの打ち合わせで自社栽培圃場におられた高井社長を訪ね、山を登って行くと、この辺りには多い、ぶどう狩りもほぼ終盤のようで、平日と言うこともあり人の姿もまばら。さすがに葡萄の栽培に適した南向きのなだらかな地形、中腹で振り向けば綿雲が一面に浮かぶ空の下、河内平野が遥かに広がります。
カタシモワイナリーで使用する葡萄は、自家農園の減農薬栽培、搾った後の皮や枝を畑に戻すなど、可能な限りの有機栽培で育った、堅下甲州ぶどうやデラウェア、マスカットベリーA他カベルネソービニヨンなどのワイン用ぶどうなど多種。それらは、大阪エコ農産品に認定されています。山道の葡萄棚にも甘く熟した、堅下甲州ぶどうが垂れ下がっています。
一足先に工場に戻り、社長の帰りを待って試飲です。この日来られていたソムリエさん達の打ち合わせの席に加えて頂きました。前回もおじゃました工場2階のギャラリーも兼たスペース。落ち着いた広いカウンターです。
高井社長が打ち合わせの合間に出してくれたのは、7種類。
先ずは、ジャニーズグラッパ 葡萄華、堅下甲州葡萄から造った初留58度、限定211本。
とてもおいしい。次には、堅下甲州ぶどう2005年古酒、甲州種低温熟成、穏やかな熟成感、ほんのり甘くて柔らかい酸味、これも旨い。他には、合名山シャルドネ2009年、メルロ・カベルネソーヴィニヨン2008、柏原ワイン赤、スパークリングデラウェア葡萄中口、などなど。
変わり種は、写真のカウンターに並ぶボトルの一番左、その名も たこシャン 大阪らしくたこ焼きに合わせる低アルコールのスパークリング。残念ながら本年度の在庫がこれ1本しかなく、試飲出来ず。上記の スパークリングデラウェア葡萄中口 は爽やかな飲み口でした。瓶内二次発酵方式だそうで、冷やしてよしです。
ほんの少しの試飲でしたが、楽しめました。今回、赤ワインも2種いただきましたが、最近のニュースによると、赤ワインに含まれるポリフェノールが、認知症の予防、改善につながることのメカニズムが突き止められています。毎日1~2杯の赤ワインを飲んでいると、ポリフェノールが脳の海馬を活性化する為だそうです。名古屋の大学の研究グループの解明だとか。
ただし、飲み過ぎは逆効果だそうですので、くれぐれもご注意を。
※上の写真右下のボトルはお土産に買った 赤ワイン梅酒、マスカットベリーAの赤ワインと自家製グラッパで紀州の南高梅を漬けたもの。香りよく、さわやかな甘みで美味しかった。
※カタシモワイナリーホームページ
http://www.kashiwara-wine.com/index.htmlPR