11月の後半、三重県伊賀地域の特産物「ひのな漬け」の漬け込み風景を取材に名張市にある小木屋食品に訪ねました。当社では例年11月中旬から12月初旬にかけて、およそ80tの「ひのな漬け」を仕込んでいます。
ひのなは蕪「ひのな(日野菜)」は、もともと滋賀県日野町に伝わる伝統野菜です。
一見すると大根のようですが、カブラの仲間です。丸くはなく細長く、根の地表部がとても鮮やかな紫紅色をしています。先から根元にかけて白い部分から紫紅色へのグラデーションはとても美しく、食欲を誘います。産地は、滋賀県だけでなく、三重県や他の地域でも栽培されています。滋賀県産は太く、三重県産は細長く特に伊賀地域の盆地で育てられた「ひのな」は小ぶりです。
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