いよいよ本格的な夏に入り、夏野菜も盛り。関西、特に大阪では水茄子、千両茄子、賀茂茄子などなどが食卓を彩ります。そんな中、水茄子の本場、泉州・貝塚に出掛けてみました。
ご覧の方々は、馬場茄子をご存じでしょうか。
聞き慣れないけれどインパクトのある名前のこの茄子、実は地元では
”まぼろし”とも呼ばれている奥貝塚・馬場地区産の水茄子です。
近頃では、テレビなどでも紹介されすこしづつ知名度を上げつつあります。
記者が伺ったのは地元馬場地区で水茄子を栽培されている、川崎喜三郎さんの畑。
広い水茄子畑の一角に馬場茄子はありました。
見た目は所謂、泉州水茄子とは違い千両茄子などに似た細長いもの。
色はきれいな紫。
皮はやわらかく、果肉はジューシーかつフルーティー。
やわらかすぎて傷つき易いため産地を遠く離れることがなかったらしい。
川崎さんが組合長をされている”彩の谷 野菜庭園 たわわ”という農業公園が近くにあり、地元の新鮮な野菜が安く買える。
いくつか買い込んで天ぷら、バター炒め、塩もみなどで楽しんだ。
一番美味しいのは浅漬けとのこと。
”彩の谷 野菜庭園 たわわ”では、収穫体験や浅漬けもさせてもらえるらしい。天候不順だった夏前半、きびしい暑さの後半。台風も列島周辺をうかがい始め、夏野菜もそろそろ終わりを告げる。
(2006年8月 掲載)※取材内容は掲載時によるものです。
PR