森林公園で今年もコバルトブルーの「ハルリンドウ」の群生に出会いました。
リンドウ科リンドウ属の草丈5cm〜15cm、日当たりの良い湿地に生育する二年草です。春に花が咲くところからこの名前になったそうで、皆さんがよくご存じの秋に咲く「リンドウ」とは同じ仲間ですが、草丈や花の大きさにも違いがあります。
リンドウ科は種類が豊富で、以前紹介したセンブリも 同じ科に属し同じく薬用植物として利用されます。リンドウの根茎や根の乾燥されたものは「竜胆(りゅうたん)」と呼ばれ、苦味の代表の「熊の胆」よりもまだ苦いということで最強の竜の名前が付けられたそうです。
「ハルリンドウ」は太陽の光に敏感で、曇りの日には花野開きが悪いそうです。春先の枯れ草の中にあちこちに可憐に咲く「ハルリンドウ」の青紫はまだしばらく楽しめそうです。
PR