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各地の海・山・里の旬な食材・収穫シーンを紹介してます。
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「ヤーコン」はキク科の多年草で南米アンデスが原産です。
日頃何気なしに食べれれているジャガイモも同じ原産地です。
根茎にできる芋は、ご覧の通りサツマイモによく似ています。
数年前までは馴染み薄でしたが、最近のヘルシーブームの中メディアで紹介され、低カロリーで色々な効能が多く人気が上がり需要も広がっています。




便秘解消や生活慣習病予防、ダイエットなどに・・・

「ヤーコン」は野菜の中でも最も多く「フラクトオリゴ糖」を含んでおり、ビフィズス菌などの有用菌を増やし整腸作用を高めてくれます。食物繊維も豊富で便秘予防やダイエットに効果的。又、活性酸素を除去する「ポリフェノール」も多く、生活慣習病にも効果を発揮してくれます。欧米型の食生活になってしまった日本人には、「ヤーコン」は正にもってこいの健康野菜です。




クセなく美味しく、ヘルシー

11月の初旬、奈良県宇陀郡曽爾村、ススキで有名な曽爾高原の近くにある「クラインガルテン曽爾」で「ヤーコン」の収穫を取材させていただきました。この施設は滞在型市民農園として(財)曽爾村観光振興公社が管理運営されており、その敷地内で公社の方がヤーコンを栽培されています。担当されている土井さんによると、5年前に県から種芋を譲り受け2人で栽培を開始。高原の気候・風土が合い翌年から大量の収穫。当時は「ヤーコン」はあまり知られておらず、試行錯誤の中現在では生芋をはじめヤーコンカレー、ドレッシング、ヤーコン茶など加工品も次々と商品が増え、お客さんからは好評だそうです。「ヤーコン」は水分が多くジューシーで食感は梨のようにシャキシャキとしており、上品な甘味がありクセもなくサラダをはじめ様々な料理に使えます。また葉にも血糖値抑制効果があり、ヤーコン茶として番茶みたいな味でクセがなく飲みやすいそうです。

「ヤーコン」は新しい特産品

今年は300株が約500平方mで栽培され、11月末まで順次収穫作業が続きます。平均して一株で10個、約5kg合計で約1,500kgの収穫予定だそうです。さすが南米原産、生命力旺盛で草丈は1.5〜2mにも育ち、黄色い花が咲いたら収穫のタイミング。土井さんが引き抜いた株には14〜15個ほどの芋が付きずっしりと重そうです。収穫後は洗った後自然乾燥。10日ほど干すと甘味が増すそうです。株の根本(魂茎)には平均30個の種芋ができ、乾燥保存した後来年早春には苗床で育て4月頃に定植されます。鹿の被害もなく作りやすく、ヘルシー野菜「ヤーコン」は曽爾村の特産品として定番になっています。


▼クラインガルテン曽爾
http://www.vill.soni.nara.jp/kankoukousya/klein/index.html


曽爾村ファームガーデン
http://www.vill.soni.nara.jp/kankoukousya/farmgarden/index.html
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