赤と緑のコントラストが色鮮やか
「ポインセチア」の出荷最盛期
めっきり冬めいてきた12月1日、三重県伊賀市大山田、ガラス温室が並ぶ大山田村洋蘭組合の前川園芸さんを訪ねました。大きなガラス温室の中は暖かで、洋蘭をはじめクリスマス定番の「ポインセチア」3500鉢の出荷作業が続けられています。4合鉢で育てられた「ポインセチア」は緑の葉に色鮮やかな赤が映え、一面が赤色の絨毯。
赤い部分は花ではなく、葉ポインセチアはメキシコ西部原産ですが、最近では品種改良が進み赤以外にも薄緑色や紫、ピンク、青、黄白などたくさんの新しい品種が次々と登場しているみたいです。勘違いされる方が多いと思いますが、花のようにみえる赤い部分は、ガクが変化した苞(ほう)と呼ばれるものです。花はその中央の黄色い部分。鉢を購入する時はこの花が落ちていないものを選ばれると良いそうです。。
やはり、赤色がイチバンの人気赤と緑のクリスマスカラーがポピュラーで、人気が高いみたいです。当園では、イチバン、アイスパンチ、ジェスターレッド、エンデュアリング・レッドの4品種を栽培。当日は下記の3品種(人気順)が出荷最盛期でした。
1.イチバン
明るめの赤色の苞の数が多く人気品種。
2.アイスパンチ
他のシリーズにないユニークなニュアンスの発色が特徴。
3.ジェスター・レッド
細く厚みのある苞がユニークな品種。
花言葉は私の「心は燃えている。聖なる願い。祝福する。」正に色合いも含めてクリスマスにはピッタリの「ポインセチア」です。日光を大変好む植物なので、日当たりのよい場所に。しかし、冬の寒い時期は日中は窓辺に置き、夜間は室内の暖房が直接当たらない場所へ置いたほうがいいそうです。土の表面が乾いたら、水やりは、午前中にたっぷりと与え、冬は湿らし過ぎにならないように。
シンビジュームも出荷のピーク違う温室内では、シンビジュームも出荷作業に追われていました。緑、黄、オレンジ、白など色々な花色があり、こちらの蘭もポインセチアの真っ赤とは違う美しさ。コントラストのはっきりした「ポインセチア」と優雅な「シンビジューム」。両極端の季節の花を楽しませていただきました。
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