10月の中旬、葉牡丹の栽培園で消毒作業に精を出されている、三重県の名張園芸福祉ボランティアの会の方にお話をうかがう事ができました。
お正月だけではなく、公園やガーデニングでも人気の葉牡丹。ハボタン(葉牡丹)は、アブラナ科アブラナ属の多年草で、結球しない古い品種のキャベツやケールから品種改良され、周縁部が緑色で、着色した中心部の葉とのコントラストが美しく観賞用植物として利用されます。最近では様々な品種が店頭に出まわります。キャベツやケールの仲間で、食べられますが味は良くないようです。
現在栽培中の葉牡丹は、11月中旬のイベントや公園、福祉施設への寄植えや植込みなどに利用されます。5年前に結成された当会では80名のメンバーが園芸ボランティア活動をされています。
今年は天候不順で例年よりも成長が遅く、遠目からではキャベツに見えてしまいます。葉牡丹は寒さと肥料切れできれいな色をつけるそうです。寄植えにした場合に他の花との肥料のバランスをうまく考えるのが、コツだそうです。
栽培園では8月に植付けた初夢、白寿、紅寿、白はと、紅はとの5品種が品種ごとに並び、出番待ちの状態です。中では白寿が一番人気があるようです。
(2009.10.21)
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