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各地の海・山・里の旬な食材・収穫シーンを紹介してます。
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冬野菜の多くは、冬らしい寒さでいっそう美味しくなるといいますが、極端な冷え込みのないこの冬、各地の大根はかえって出来がいいようです。

前号に続き、京の伝統野菜のひとつ「聖護院大根」を取り上げます。昨年秋にご紹介しました大根炊きに登場した丸い大根です。関西では、おでんに欠かせない大根として食されてきました。





来歴は、文政の頃(1818〜1830年)に、尾張の国から京都・黒谷の金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)に奉納された長大根をもらい受けた、愛宕郡聖護院(現:左京区聖護院)の篤農家が、栽培・採種を続け、中から丸いものを選抜育成したのが始まりと伝えられています。





今回おじゃましたのは京都市の南、久御山町東一口(いもあらい)地区。地区内に共同の野菜洗い場があると聞いていってみました。区切られたブースがいくつも並ぶ中、めあての聖護院大根の出荷準備をされていた、又清農園の内田裕夫さんにお話を伺うことができました。

聖護院大根は、「淀大根」と呼ばれ繊維が細かく柔らかい。苦みが少なく甘みがあるのが特徴。又、早く煮え、味がしみこみやすい。食べ方は、やはり風呂吹き大根やおでんなどの煮物がおいしいとのこと。旬の今頃は自宅でもよく食べ、ほかの大根はあまり食べないようです。栽培農家として、いろいろな食べ方を試したいと仰います。近年、作付け面積は増えているようで、作柄も大型の良品が出て来ているので、安くて美味しい旬を逃さず食べてほしいと自信をのぞかせていました。





午後、畑で収穫作業をされていると聞き、是非にと同行させていただきました。高速道路が横切る広大な農地。このあたりはかつて巨椋池の湖底だったところで、70年前に干拓によって出来た農地。そのため、土壌の栄養値が高く、40センチも掘れば水はけの良い砂の層にあたるそうです。そんな土地柄が聖護院大根の栽培に適していたようです。

内田さんは、農家三代目だそうですが、聖護院大根の本格的な栽培の経緯をお話下さいました。お話によりますと「昭和28年の台風で一帯が水没、稲作も守りながら新たな換金作物の栽培をも迫られ、昭和30年代頃から聖護院大根の栽培を拡大し、今や淀大根として特産品までにしてきた。今は春夏の超早場米(8月の地蔵盆までに刈り取る)の裏作として、8月に播種、11月末から順次収穫し、1月の半ば頃が一番美味しい。前出の洗い場は、第二次構造改善事業の一環でできたもの。地下水を利用しているので、冬場も凍結せず、作業もはかどる」とのこと。ご夫婦2人で手際よく作業されていました。

土の上に三分の一ほど頭を出した大根は、その部分だけほんのり黄緑色。葉の根本辺りをつかんで引けば、簡単に抜けます。しかし、1つが2kg以上もあり、大きさも子供の頭ほどあります。

みるみるうちに畝に並ぶ様子は壮観。冬の陽光に白く眩しい。次の日に出荷予定の数分を抜き上げ、台車に乗せてトラックに運びます。後は洗い場に運び、明朝洗って出荷となります。内田さんらの出荷組合では、ナンバーの入ったシールを大根に貼り、同じ地区の証にしているそうですご自慢の聖護院大根、今夜は私もおでんで乾杯です。
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