木枯らしが吹きだした11月中旬。取材先は奥さんの「玉ほまれ」の大豆畑。つい1ヶ月前には青々としていた葉も紅葉がすぎ、すっかり落ちてしまっていました。畑一面に何十個もの殻がついた大豆の枝が並び、遠目には辺り一帯が薄い茶色一色に見えます。
山田の米はうまい!もともと大山田一帯は水稲と転作田での小麦と大豆作りが盛んです。一山越えると、そこはもう「伊勢の国」。山々に囲まれた伊賀盆地は、昔から米の産地としても有名で、伊賀米と呼ばれる中でも「山田の米は旨い!」と評判で、伊勢の国から大勢の人たちが買いに訪れたと伝えられます。寒暖差から生まれる良品質の各作物は、この地区の米が天皇陛下への献上米であったことからもうかがえます。このような気候風土の中で、今回取材の大豆もしっかりと栄養素と旨味を蓄え、良質の作物として従来より高い評価を受けています。
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