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各地の海・山・里の旬な食材・収穫シーンを紹介してます。
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”なにわの伝統野菜”のひとつである、高山真菜が本格的な寒波の到来で美味しくなり、葉もの野菜としての収穫期を迎え始めています。キリシタンの里として訪れる人も多い高山地区は、400年以上も昔、キリシタン大名として知られる高山右近 生誕の地であり、徳川幕府による厳しいキリシタン取り締まりの時代には、隠れキリシタンの人々が多く暮らし、高山真菜もその頃から栽培されていたと伝えられています。





高山真菜 は、秋に播種、12月には葉もの野菜として収穫が始まり、翌3月まで続きます。寒さに強く、虫も付きにくい野菜だそうで、栽培にも手間がかからないと言います。しかし、他所で栽培しても高山真菜のもつ旨さは出ないようです。
特産の野菜は本来、土地土地の気候風土に育まれるもの、高山真菜 も古くから山間の人里離れた当地で、アブラナ科の植物に多い種の交雑からも逃れ、今でも殆どの農家で自家採種によって栽培が続けられています。





強い寒波が去り、寒さが緩いだ12月の末、日に数本のバスに揺られ高山を訪ねました。お話をしてくださったのは代々の高山真菜 栽培農家 中道 照代さん。この日は10キロ程の注文があり、冬日に青々と輝く真菜を一株一株、丁寧に摘み取って行きます。府の専門家の指導のもと、エコ農法にも取り組み、一人でも多くの人に美味しい真菜を食べてほしいとおっしゃいます。昨今の食事情、中でも野菜に関しての消費者の認識を嘆き、生産者の高齢化や地域の過疎化も憂いながら、やっぱり安全で美味しい野菜をつくりたいと笑っていました。           





収穫された高山真菜を生で齧ってみると、シャリッとした食感と甘み、後からの旨味。茎の部分は加熱すると甘みが増すそうで、鍋物の青野菜として、また油揚げと一緒に煮物にすると最高の味とか。3月には真菜まつりも催され、その時期の花芽の真菜漬けは美味しく、漬け置きは1年を通じて食卓を賑わせるそうです。”欲しいだけ持って帰って”と中道さんに促されて多めに一束、柔らかく甘い真菜はその日のうちに無くなりました。





中道さんは同じく” なにわの伝統野菜 ”である高山ごぼうも栽培されており、真菜畑のすぐ隣に収穫前の高山ごぼうの畑がありました。日を改めて再訪したいと思います。
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